いつから梅干とお付き合いしているの?
私たち日本人は、いつから梅干とお付き合いしているのでしょうか?
生活習慣に深く密接しているわりには、はっきりしたことは解明されていないようです。
従来ある説によれば、梅の木そのものは中国の湖北省、四川省の高地が原産地であり、今からおよそ1500年前、5世紀の末頃の大和朝廷の時代に、実が薬用そして日本に渡来したと言われています。
それは「烏梅(うばい)」と言い、熟れかけた実を籠に入れて、煙でいぶし燻製にしたものでした。
また、「ウメ」と言う日本語は、中国語で梅にあたる発音「メー」に接頭語「ウ(もしくはム)」がついたのもので、これもまた中国から渡来説を濃厚にしています。
ところが、縄文時代の遺跡から、梅の実が発見されたのです。
それを考慮すると、渡来の時期がもっと早くなるのか、それとも日本にも在来種の梅が存在したのか・・・。
九州や山梨県の一部地域で、野生の梅の品種が自生しているという話もあるので、在来種説を裏付けているように思えます。もしくは日本が原産地なのかも・・・という可能性も捨て切れません。
もっともっと詳しく多方面から梅について検討してみたいものですね。 |